流山みりんの擬人化キャラ・みりんちゃんとこぼれ梅プロジェクト

イラストレーターに向いてるのはどんな人?

イラストレーターになりたい!
でも、どうしたらイラストレーターになれるの?

イラストレーターになりたい!と思っている方はけっこう多くいるかと思います。

私は現役のイラストレーターとして活動しています。
どんな人が向いているのか(一概には言えないところですが)
イラストレーターに向いている人、そうじゃない人についてまとめてみました。

目次

イラストレーターに向いているのはこんな人!

まずはイラストレーターに向いている人はどんな人かご紹介します。

1、絵を描くのが好きな人

言うまでもないって感じですが、やはり絵を描くことが好きな人は向いています。

「絵を描くのが好き」というのはシンプルですが奥が深く。
スランプだったり、人から手厳しく批評されて落ち込むこともあるかと思います。

趣味で絵を描いていると、しばらく絵から離れてリフレッシュできますが、仕事にした場合はそうはいかないのが現実……。
そんな状況でも絵を描き続けられる、忍耐力的な要素も含まれています。

2、コミュニケーションを取るのが苦じゃない人

イラストレーターというと机に向かってコツコツ描くイメージがあるかもしれません。
実際のところ、意外とたくさんの時間を他者とのコミュニケーションに使います。

依頼をくれるお相手(クライアント)のやりとりは必須ですよね。
クライアントとのやりとりは
「○○のイラストを〜〜日までに△△円で描いてください。」
「はい、承知いたしました!完成したので納品します。」
のような単純なことは皆無です。
初回はオンライン/オフラインによる打ち合わせだったり、
方向性の認識のズレを減らせるように何度も細かいメールのやりとりがあったり、
コミュニケーションは密になることが多いです。

また、展示会やイベントを開催する場合は、ギャラリースペースの担当さんや見に来てくれたお客様と話たり、
SNSであればフォロワーさんとの交流もあります。

3、向上心がある人

向上心は、クリエイティブの職につく人全般にとって、かなり重要な要素に感じます。
クリエイティブの仕事は技術職でもあるので、常にスキルアップが求められます。

1、技術のスキルアップ

イラストの技術力を向上するのは常に必要です。
仕事の中でも普段描かないタイプの絵を求められることもありますし、
仕事以外の時間は鍛錬に使うこともあります。

技術力はデッサン的な能力の他にも、自身のメンタル面も大きく影響されます。
メンタルが成長すれば今まで出しきれなかった表現力が開花することもあるからです。
美術館に行ったり本を読んだり旅行へ行ったり、制作とは直接関係のない興味の幅を広げることもスキルアップにつながるかと思われます。

2、制作ソフトなどのスキルアップ

新しいソフトやアプリはどんどん開発されています。
毎年新しいツールが誕生しますが、すべて手を出していたら時間が足りません。
何を追いかけて何を静観するのか、取捨選択に迫られているのがクリエイティブ業です。

また、今使い慣れているソフト、さらにアップデートされて新機能が出てくることもあります。
実際は表面上の一部の機能しか使えてない……なんてこともあるかと思います。
ソフトのレベルを高めて使いこなすのは、絵のクオリティだけでなく、効率化にも大きく役に立つので
常にスキルアップを目指していく必要があります。

3、フリーランスとしてのスキルアップ

イラストレーターとして活動していると本業のことに意識が向かいがちですが、
お金のことや契約のことなど、知るべき情報は意外と多いです。
このあたりの情報収集もわりと影響してくるかと思います。

4、イラスト全般が好きな人

イラストを描くことが好きであり、人のイラストを見るのが好きな人は向いているかと思います。
イラストレーターは仕事の時間以外でもたくさんのイラストを見て、無意識の中に落とし込む工程が必要な仕事に思えます。
とはいえ、イラストレーターになりたい人は、イラスト・デザイン・クリエイティブなものに思わず興味を惹かれてしまう人ではないでしょうか。
さらにそこから「なぜこのイラストはこんなに魅力的なんだろう」といった、自分なりの分析などが出来てくると
自分の制作活動にも活かせるようになり、良いスパイラルが広がるかと思います。

5、自分と向き合い続けられる人

イラストレーターの仕事は、うまくいかないことも多々あることです。
周りの人から褒められていたとしても自分では納得がいかない、なんてこともありますし。

その時に下手くそに思える自分と向き合うのは、傷をえぐられるような辛い瞬間もあります。
そんな時でも頑張ってやっていけるだけの根性はとわれるかと思います。

イラストレーターに向いてない人はどんな人?

続いて、イラストレーターに向いていない人はどんな人でしょうか?
(あくまで私の考える「不向き」です)

1、スケジュール管理が苦手

クライアントワークでも展示会の出展にしても、〆切が発生します。
その〆切に向けて段取りを立てられる人は向いてますし、行き当たりばったりでどうにかなりそうって思う人は、天才か向いてないか。
クライアントワーク(特に個人のお客様)の場合は〆切なしのこともよくあります。
そういった場合も、いつかは完成させねばならないので、自分で〆切を設定することになります。

2、自分のイラストにこだわりが強い人

クライアントワークは、イラストを相手に売る商品として扱う必要があります。

クライアントの意向を反映したり、修正に対応するなど、相手の求めるイラストを描くことになりますが、
自分の描くイラストに強いこだわりがあるとちょっとしんどいかもしれません。

変えるところと変えないところの判断は必要ですが、自分の軸は大切にしつつ、
そうでない部分の柔軟さが求められます。

3、「お金を稼ぐ」に抵抗がある人

イラストレーターになることは、「自分のイラストで商売をすること」
イラストは商品であり、自分は商人的な考えが必要になります。

自分の描いたイラストを商品として扱うマインドは必要になるかと思います。

イラストレーターになる覚悟は問われる

ここまで書いていますが、実際のところ、何を持って向いてないか、断定できることはないかと思います。

ただ、絶対に必要なものがあるとするならイラストレーターになる覚悟でしょうか。

自分のイラストでお金を稼ぐこと、
継続して稼ぎ続けていきたいこと。

自分との約束をして、それを果たすためにはどうすればいいのか。
試行錯誤していくのはかかせないことだと思います。

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この記事を書いた人

マンガも描けるイラストレーター。千葉県流山市在住。流山商工会議所内のプロジェクトで「みりんちゃんとこぼれ梅」をキャラデザインしました。レタスクラブで記事執筆の他、イラスト/グラレコ/広告マンガ/デザインの仕事をしています。

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