と、いきなりエンチラーダと言われても、
多くの人は恐らくピンとこない単語かと思われます。
エンチラーダとはメキシコの代表的な料理。 トルティーヤの皮のなかにチキンとか豆とか具材を包み、皮の上からトマトソースやチーズをかけて、オーブンで焼いたものです。
私とエンチラーダとの出会いはキジカフェさんでした。
※エンチラーダ体験については過去記事に書いてます。
あまりの美味しさに大きな衝撃を受けましたが、そのわりに名前を失念。
どうしても気になったので
「前にメニューにあった“ナントカータ”みたいな料理ってなんでしたっけ?」
とキジカフェさんに質問し、やっとエンチラーダの名前を思い出すことができました。
そんな経緯があり、常々エンチラーダ好きを公言している私の思いに気づいてくださったのか、このたびキジカフェさんからエンチラーダの知見をご教示いただくことになりました。
こちらキジカフェさんから託された、エンチラーダとして使えそうな材料一式。
エンチラーダを作ってみよう
キジカフェさんに教わったレシピをまとめました。
どんな作り方かと思ったら、なんとほとんど市販のアイテムで成立。
モノさえあれば作れるので非常にカンタンのようです。
普段から料理をされている方はもちろん、お子様にも作れるかと思われます。
【材料】2〜3人前※トルティーヤ1〜2枚で1人分のイメージ
- トルティーヤ1袋(5枚入り)
- ミックスチーズ
- 中に入れる具材
- トマトソース
- ヨーグルト(もしくはサワークリーム)
トルティーヤの皮はちょっと珍しいかもしれませんが、カル◯ィなど輸入食品店に行くと確実にあります。最近は大型スーパーで販売していることも多いです。
皮の中に入れる具材(一例
- サラダチキン ※市販だと少ししょっぱくなるので自家製がおすすめ。作り方はページ下部に載ってます。
- オイルサーディン
- 豆系(ひよこ豆、大豆、ミックスビーンズなど)
- ヤングコーン
- つぶつぶコーン
- オリーブ
チキンや魚の缶詰などメインとなる食材を1種類、サブ的な食材1〜2種類を詰めるとバランスがいいです。
トマトソース
トマトソースはトマトソース缶そのままを使うのも美味しいですが、クミン・コリアンダーを混ぜ込むのもアリ。
キジカフェさん曰く、ちょっとエスニックぽくなるとのこと。
あと、プッタネスカのソースをかけるのもピリッとしていて美味しかったです。
プッタネスカについての解説はこちら↓
プッタネスカは、イタリア料理のパスタ料理の1つ。トマトソース・パスタのバリエーションの1つで、アンチョビやオリーブ、ケッパーの塩味や唐辛子の辛味を利かせた、刺激的なナポリの名物パスタである。
Wikipedia「プッタネスカ」より
https://ja.wikipedia.org/wiki/プッタネスカ
トマトソースを使うと刺激が少ないので子どもさんも食べられる感じ、
スパイスを加えたりプッタネスカなどの辛味ソースに変えると大人の味に。
焼くときに必要な備品
敷き詰めて焼くのは耐熱皿を使います。
見た目的に華やかな感じでパーティー向き。
ひとつずつ単独で焼く場合はクッキングシートの上で焼きます。
エンチラーダの作り方手順
1、トルティーヤの皮に具を乗せる
トルティーヤの皮を柔らかくするために軽くあたためて上に具を乗せます。
キジカフェさんから聞いた、具を乗せるコツとしては
1、具材の水気をしっかり切ること
2、乗せる位置は真ん中よりやや下あたりに載せると上手く巻ける
最終的にソースをかけて焼いてしまうので丁寧に巻く必要がなく気楽です。
しかしうかうかしてるとトマトソースをかけてしまったりするので気をつけましょう。(良くやる)
2、包んで皿に敷き詰める
具を包んだら、耐熱皿に敷き詰めます。皿にバターなど塗らなくても大丈夫。
皿のサイズによりけりですが4本詰められました。
個別に焼く時はクッキングシートを用意してひとつずつ包みます。
全部きっちり包んでしまうと焼き目がつかないので↓のような形にします。
3、トマトソースとチーズをかける
お皿に並べたら、上からトマトソースをかけて塗り広げ、その上からチーズをふりかけます。
巻くときに用心してたらコーンがあまったので適当に上からかけました。
4、焼く
表面のチーズを溶かすためにオーブンやトースターで焼きます。
レンジに両面グリル(300℃くらいの加熱ができるモード)があればそちらを使うとラク。
時間的にはだいたい10分くらいかと思われますが、それぞれの環境に合わせてご調整してみてください。
オーブントースターでも調理は可能です。
多少焦げ目が多くても、最後はヨーグルトをかければどうにかなっちゃうとも言えます。
5、仕上げ
焼けたら最後はプレーンヨーグルトをかき混ぜてサラサラにして上からかけます。
粗挽きの胡椒をかけたら完成です。
作るといっても基本的に市販の材料を組み合わせて、
巻いて焼くだけなのでお子さんもできそうなメニューになってます。
具材のルールもないので、中に巻く食材をいろいろアレンジもできそうです。
そんな感じで要約したイラストを描いてみました。
具材のサラダチキンは自家製がいい
具材で使うサラダチキン。
市販のサラダチキンはかなり塩分が強くてトマトソースと合わさると相当しょっぱくなりました。
白飯とあわせて食べられるくらいの塩味です。
軽く食べたいときは自作のサラダチキンがおすすめです。
ということで、自家製サラダチキンのレシピもキジカフェさんからいただきました。エンチラーダの具にしなくてもおいしいサラダチキンです。私も作りましたがすごく美味しかったです。
ちなみにサラダチキン、調理自体はカンタンですが途中で保温による蒸し時間があるので、所要時間は1時間前後かかります。先にサラダチキンを仕上げてからエンチラーダに取り掛かるとちょうどいいかと思います。
サラダチキンの材料
・鶏むね肉(2〜300g) 室温になじませておく(細かい脂身も取ると臭みが減ります)
・塩
・(茹でる時・あれば)ネギの青い部分、生姜の皮など
サラダチキンの作り方手順
1、湯を沸かして肉を投入
お肉がしっかり浸かるくらいの湯を沸かします。
小さじ1の塩、あればネギの青い部分、生姜の皮を加え、沸騰したら鶏むね肉を投入します。
2、弱火で茹でる
お肉を加えた状態で一度沸騰させたら、火を弱火にし(気泡がクツクツ上がるくらい)10分茹でます。
3、蒸す。
火を止めてフタを閉めて、30分以上(※1時間でも大丈夫)そのままにします。
4、取り出してほぐす
湯から取り出して、手で食べやすい大きさに割いてエンチラーダの具にします。熱いから気をつけて。スパイスを振るとなおよし。
残った湯は鶏のだしが出た美味しいスープになってます。
調味料を足せば単品でスープになりますし、だしとして他のお料理にも使えます。