朝の喫茶店は、なんだか不思議な空間に思えます。
朝しか提供していない独自のメニュー・モーニング、
朝早くから来店するお客さんはさまざまで。
その独特の雰囲気が魅力で、近隣の喫茶店をあちこち巡ってます。
せっかく巡っているのだから痕跡を残そうということで、マンガを描き始めました。
喫茶店巡りを始めたきっかけとなったお店が「喫茶・穂高」さんです。
場所はJR御茶ノ水駅の聖橋口改札を出てすぐ左、新御茶ノ水駅の地上に上がると見えてくるという超駅近の立地。
雑居ビル(穂高ビルだから持ちビルなのかな)の1階にあります。
扉を開けると、駅周りの喧騒から一気に離れてログハウスの一室のような内装に。
駅周りの喧騒がウソのようです。タイムスリップしてきたかのような本当に不思議な雰囲気。
モーニングはないけど100円引きしてます
穂高は朝8時からスタート。
この日は8時10分くらいに来店しました。すでに先客が何人かいました。
みなさんオープンとともに来店したのでしょうか。雰囲気的に常連さんの感じがします。
新聞を開いてサッとコーヒーを飲んで、パッと移動する方が多かったこの日の朝。
移動の間に一息つきたい人のオアシスなのかもしれません。
喫茶店モーニング巡りといったものの、穂高にはモーニングメニューはありません。
その代わり、朝10時までトーストと一部のドリンクがそれぞれ100円引き。
実質モーニングになっています。
ちなみにフードメニューはトーストのみ。トーストに、バターとジャムのセットです。
おしぼりがしっかりしているところに格を感じます。
本当にシンプルなトーストですが、焼き加減が絶妙で。
店内の雰囲気と相まって、ほっと安らげるトーストでした。
特等席はいつも激戦区(と私は思ってます)
穂高には特等席があります。
お店に入って突き当たりの、御茶ノ水駅のホームと神田川が見下ろせる窓際のボックス席2つです。
ここは激戦区だと私は勝手に思っていて、たいてい誰かしら座ってる印象です。
このボックス席に座ると、駅員さんの案内や電車の発車メロディなどかなり外の音が聴こえてくるんです。
が、むしろ喧騒があるからこそ静けさを感じるというか、穏やかな気持ちになれてしまいます。
店内は無音。
マスターらしき高齢の男性とバイトの女性がときどき談笑し、お客さんが会話してたり、マスターが豆を挽いてたり。
お店全体が音を吸収しているのか、そういったノイズがちょうどいいBGMになっています。
がっつり席に座って過ごすのもよし、
千代田線とJRの乗り換えの合間にコーヒーを楽しむのもよし。
なんだか時間が止まるお店でした。
穂高の情報
東京都千代田区神田駿河台4-5-3 御茶ノ水穂高ビル
営業時間:8時〜19時
定休日:日曜日
モーニング:朝10時までトースト、一部のドリンクが100円引き