流山みりんの擬人化キャラ・みりんちゃんとこぼれ梅プロジェクト

オススメ本:「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」のここが良かった

オススメの本をイラスト入りで紹介しています。

今日紹介するのは水野学さんの本、「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」です。

水野学さんは、くまモン・茅乃舎・相鉄・中川政七商店など、超有名どころのプロジェクトを何本も手掛けてきた、大人気のクリエイター。(個人的にファンでもあります)一度に何十本も仕事を動かしながら、ストレスなく、いい仕事をし続けている水野さんの考え方が学べる一冊です。

目次

段取りは、まずは目的地(ゴール)を決めることから

この本は、タイトル通り、段取りについて徹底して書かれた本です。
考え方をアップデートして、より効率的に良い仕事ができるための段取りって感じでしょうか。

本書には、
「段取りは作業をルーティーン化すること」であり、
「まずは目的地(ゴール)を決めることから」
と書かれてます。

ここで言うゴールとは「クライアントの指示のモノを納品すること」でなく。

クライアントが求めている理想の世界を想像し、
(誰が、どう喜び、どんな顔をし、何と言ってるのか、など)

今回の制作物で、なぜその世界が実現できるのか、ロジカルに説明できる

ということです。

そして、ゴールが見えたら、基本のルーティーンに落とし込むことで、ひとつのプロジェクトの段取りが見えてきます。(基本のルーティーンの内容は本書をご覧ください。)

ゴールを決めることは、仕事にもプライベートにも役に立つ

「ゴールを決める」という考え方は、この本を読む前、クリエイターの勉強会で学んで知りました。勉強会では「アウトカム」と呼んでました。
アウトカムは、このプロジェクトが達成されたことで、どんな未来が起こるのか、想像して言葉にする、ということ。
そして、アウトカムと共に、「意図」(制作物がどんな役割を担う存在になるか)を持つことの大切さも学びました。

疑う、与えられた依頼内容も疑う

クライアントから依頼が来たら、言われたことをそのまま受け取って作業を進めがちですが、まずは疑う、と水野さんは書かれています。
相手が思い描いている理想の未来は何なのか。
相手の希望するモノを納品すれば理想の未来に手が届くのか?
曖昧で解釈の幅がある言葉はヒアリングをして具体的にし、知識として知らない部分は自分で調べたり、クライアントから教わるそうです。

水野さんは、クライアントと協力して、わからないことは素直に聞いて、プロジェクトを進めているそうです。私事ですが、ときに勝手に解釈して動くことがあるので、大変勉強になりました。

段取りが出来れば、仕事が出来る!

目的地の設定の他にも、水野さんの実例を交えて、良い仕事をするための考え方、効率化する方法がたくさん詰まった一冊です。全体を通して段取りの話ですが、段取りができる人は仕事が出来る人とイコールなんだなと思いました。

クリエイターの方が書いた本なのでクリエイター向けに思われるかもしれませんが、お客様の要望の裏側に、どんな未来を求めているのか?はどの業界でも通じるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

マンガも描けるイラストレーター。千葉県流山市在住。流山商工会議所内のプロジェクトで「みりんちゃんとこぼれ梅」をキャラデザインしました。レタスクラブで記事執筆の他、イラスト/グラレコ/広告マンガ/デザインの仕事をしています。

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