流山みりんの擬人化キャラ・みりんちゃんとこぼれ梅プロジェクト

知識ゼロからのグラフィックレコーディング体験記

6月27日に開催された「クリエイター勉強会Vol.4 セルフブランディング講座」で初めて人前で描いたグラフィックレコーディングについて、記事にしました!

目次

グラフィックレコーディングとはそもそも何なのか

6月27日に開催された「クリエイター勉強会Vol.4 セルフブランディング講座」でグラフィックレコーディングをさせて頂きました。
グラフィックレコーディング(通称グラレコ)って、馴染みのない方も多いかと思われます。
すごい平たく言うとグラレコは絵とか図でまとめた議事録。議事録ほど精度高めに全部の情報を記録するものではなく、スピーカーから聞いた話やスライドの情報を書き手がインプットし、図やイラストや要約された文字でアウトプットします。
なのでグラレコは答えがなく、同じ情報でも、描いた人によって全然違うものになります。

グラフィックレコーディングの図

絵が上手いから描けるってことでもなく、普段イラストを描かない人でもコツをつかめばできると聞きました。やってて思ったけど、絵と違う技能(情報の構造化とか、視点を変えて物事を見る、素直さとか・・・)が必要に感じます。
iPadやA4くらいの紙でもできますし、セミナーやカンファレンスなど多人数が集まるときの公開用として、模造紙に描く大きなものまでサイズ感はいろいろです。

要約された言葉や絵や図解をみて、みんなでイメージ共有したり、新たな議論のきっかけとなるものがグラレコです。

グラレコの機会は突然やってきた!!

ある日、クリエイター勉強会の運営メンバーでの打ち合わせのこと。(私もクリエイター勉強会の運営メンバーなのです)

セミナー当日の役割分担を決めているなかで、
「ノブコさんグラレコやるかい?」とお声がけが。

(ぐ、グラレコ!?
普段からチマチマした絵を描いてる私に、グラレコを!?)

イラストが描けるからお声がかかったわけですが、今回のセミナーのグラレコは、模造紙に大きくプロッキーで絵や字を描いて貼り出すタイプの公開グラレコ・・・!でかいやつです!

日頃、パソコンで生きてる私が、アナログの巨大模造紙にいきなりペンで描かねばならない。さらにセミナーの時間枠という制約もあり限られた範囲で完成させねばなりません。

私は本業・マンガ家なので絵を描くことは日常茶飯事なのですが、グラレコの経験はゼロ・・・
サイズ感といい、アナログの不慣れさといい、
知る限り、

(こりゃ今の私の技術だと、絶対ムリなやつだ・・・!!!)

しかし、人間はピンチの時ほど頭は冴えるものですね・・・。
ムリそうな時ほど楽観的な対応で後悔してきた私ですが、さすがに本当にムリなので、ゴールから逆算して必死で日々あれこれ練習を重ね、何とかカタチにすることができました。
(反省はキリがないが・・・)

グラレコできる私になるためのグラレコ練習

実際にグラレコできるようになるには何をしたら良いのだろう

マンガの仕事はすべてパソコンで描いている私。手描きでササっと描くこと自体に、不安や恐怖を感じていました。
そこで、”弱みを乗り越えてグラレコができるようになる”プログラムを考えてみました。

①とりあえず30分くらいの動画(WEBセミナーなど)をA4の紙にグラレコしてみる
②グラレコの結果をもとに、自分なりに良かったこと/改善の余地を出す

(以下、動画の長さを長くして、繰り返し)

・・・ご覧の通り、反復練習です。
技術力を高めるには、数をこなすこと、直し続けることが手っ取り早いんじゃないかなぁと思いまして。

上記の反復練習プログラム(言うほどじゃないが・・・)を元に、実際にはこのように進めました。

①A4の紙に、知人が主催する座談会をグラレコしてみる
②グラレコの結果をもとに、自分なりに良かったこと/改善の余地を出す。

③改善点を踏まえ、A4の紙に、30分くらいの動画をグラレコしてみる
④グラレコの結果をもとに、自分なりに良かったこと/改善の余地を出す。

⑤さらに改善点を踏まえ、A4の紙に、「プロフェッショナル~仕事の流儀~」をグラレコしてみる。
⑥グラレコの結果をもとに、自分なりに良かったこと/改善の余地を出す。

⑦本番と同じサイズの紙、本番で使うプロッキーを使って、30分くらいの動画をグラレコしてみる。

知人のイベントに参加してグラレコに挑戦してみました

まずは自分の現在地を知るために、グラレコの予備知識がない状態でイベントに参加してグラレコしてみることにしました。
ここでいきなりグラレコしてみたのは、普段マンガを描いているから出来たことだと思います(最低限のイラスト作画スキルはあるので、極端にひどい状態にはならないのは予測できてました)

ただ、いきなり模造紙にプロッキー使って描くグラレコはハードルが高すぎるので、まずはお馴染みの大きさのA4サイズの紙で、一般的な黒ペンで描いてみました。

そして出来上がったのがコチラです。

グラレコとはなんなのか、何がどうなっているとグラレコと言えるのか、サッパリ不明でしたが、わからないながらも描いてみようと思い挑戦。
イベントの趣旨(昭和の頃の運河駅周辺の様子を語ってもらう会)から考えて、舞台となる運河駅周辺の地図を描いて、当日出てきた話題を盛り込んでみました。

これはこれで見応えあると思えるけど、考えなしに描いたことにより、A4一枚に収まらず。
また、情報の整理が甘く、誰の記憶なのか?場所はここで合ってるのか?一体いつ頃の話なのか?など、見返すとよくわからず。ちょっと散漫な状態で完成となりました。
うーむ、難しい。

YouTubeのWEBセミナーをグラレコしてみました

現実がわかった私。
前回の反省を踏まえ、今度は自宅でYouTubeのWEBセミナーを題材にグラレコしました。

ちなみにこちらのグラレコはだいたい19分ほどの動画です。やるからには自分に関心のある題材がいいかと思いまして・・・。

ここでも、全体の配分が抜けていたため、大きく描いた部分と小さい部分のバランスが意図的ではない結果に。

普通にいきなり書き始めたら配分ができないのね。
てことは、事前に分割しておけば良いんだ!

というわけで、次のグラレコから事前に時間配分を考えて、「〇分~〇分はこのエリアを埋める」と決め、シャーペンでうっすら線を引いて紙全体を分割しておくようにしました。

おお、だいぶ良い感じ。やはり時間配分をやっておくのは効果的なようです。

あとこの時、そろそろ知識が増えても使いこなせるだろうと判断、グラレコの記事をググって必要な箇所をメモしました。

プロフェッショナル~仕事の流儀~をグラレコしてみました

だんだんグラレコに慣れてきた私。
そろそろ60分くらいの長いセミナー動画でグラレコ練習したいけど、テレビも観たいし。
じゃあ観たテレビ番組をグラレコしたら一石二鳥!?ということで、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」をグラレコ。

だんだんソレらしくなってきました。
この時気付いたこととしては、

似顔絵が入ってるだけで何か良い感じに見える・・・!?

似顔絵があると全体がしまる。そして絵が上手くみえます。
なんて良いことに気づいたのだろう、この先も似顔絵を入れていこうと思いました。

予行練習!模造紙にプロッキーでグラレコしてみました

そして最後は、模造紙にプロッキーで描く練習です。
ここまで練習を重ねてきたことで、1つの紙にまとめることは抵抗がなくなってきました。しかし模造紙練習の日はセミナー当日でもありました。ギリギリです。慌てて30分くらいのWEBセミナーをグラレコしてみました。

YouTubeには素晴らしい動画セミナーがたくさんあるからグラレコの練習にちょうどいい!

プロッキーは持ち手の部分が思いのほか太く、描きなれるのにちょっと時間がかかりました。が、だんだんいい味の線が引けるようになるのを実感!

だんだんそれらしくなってきた。
あとは本番あるのみ!!!!

当日、模造紙にグラレコできました!

こうして練習を重ねたことで、なんとなく感覚がつかめてきた私。
技術的な不安はあるし、今までと作画の環境が違うし、だいぶソワソワしましたが・・・

もうこれ以上どうにもならない!
後は野となれ山となれ。開き直る!

・・・・・

そして、あっという間にセミナー終了。
完成したグラレコ、未熟なところはたくさんありますが・・・
大幅な失敗もなく、なんとか1枚の模造紙にまとめ切ることができました。

余談ですが、
私のこれまでの人生で「コツコツ練習しよう!」と決意して練習できた試しがなかったのです。
なので、コツコツやることもできるんだ~、という発見があり、ちょっと嬉しい体験でもありました。

あともうひとつ、
今回の勉強会を主催したのは「クリエイター勉強会」という団体。

クリエイター勉強会とは?
『クリエイターによる、クリエイターのための勉強会』(略してクリ勉)。各ジャンルの現役クリエイターが所属し、クリエイターに有益な勉強会を開催している非営利団体。

第一線で活躍するすごいクリエイターが集まってます。恐れ多くも私も所属しております・・・!この会があったおかげで、グラレコのスキルを高めることができました。大変感謝です。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

マンガも描けるイラストレーター。千葉県流山市在住。流山商工会議所内のプロジェクトで「みりんちゃんとこぼれ梅」をキャラデザインしました。レタスクラブで記事執筆の他、イラスト/グラレコ/広告マンガ/デザインの仕事をしています。

目次